欧州宇宙機関(ESA)の宇宙望遠鏡「Gaia(ガイア)」は、天体の位置を調べることに特化した位置天文衛星です。2025年1月15日、Gaiaは10年半の観測運用を終了しました。
Gaiaが観測した恒星の数はなんと約20億個。すでに公開されているおよそ18億という膨大な天体のデータからも、最新の研究成果が次々と生まれています。
そんなGaiaの観測データですが、研究者はもちろんのこと、誰もが使える「オープンアクセス」のデータとなっています。
とはいえ、英語のウェブサイトから自分の欲しいデータだけをダウンロードし適切に扱うという作業は、最初はなかなかハードルが高いものではないでしょうか。本講義では、第1回目にGaia衛星の基本やその観測成果について学び(座学)、第2回目にはデータを実際にみなさんのコンピュータへダウンロードし、一緒にデータの解析を行います(実習)。
どちらか1回のみの参加ももちろん可能です。第2回目に参加される方は第1回目の受講も推奨します。
また、第2回目に参加される方は、Excelの使用できるパソコンをご用意ください。
各回ごとの単発でのお申し込みも受け付けております。
お申し込みはこちらのフォームからお願いいたします。
「Gaia衛星のデータを使ってみよう」松井瀬奈(名古屋大学)
第1回:3月1日(日)14:00-15:10 Gaia衛星の基礎から、実際の研究成果までを学習(座学)
第2回:3月8日(日)14:00-16:00 Gaiaデータのダウンロード、Excelを使ったデータ解析の実際(実習)